2世
私はエホバの元2世なので、物心ついたころには集会に行ってた。
母親がエホバで、父親はエホバじゃないけど典型的な仕事人間。育児、家事には一切関与しない亭主関白だった。
母親は結婚してからエホバに入ったぽい。
正直、幼稚園とか保育園に通ってるような歳の子供が、週3で毎回1〜2時間、寝るのも禁止でじっと着席してまだ意味のわからない話を聞いてられるものなのかな。
私は空想したり、ノートに聞き取った単語をただ書いてみたり(ぷろばがんだ、とか)聖書で知らないとこをペラペラめくったりしてなんとか凌いだ記憶があるなぁ。
ただ、集会の時間は本当に苦痛でしなかったので、集会がある日は、朝目が覚めた瞬間から、どんよりして1日が始まりたくない気持ちで憂鬱が凄かった(社会人か)。
もちろんじっとできない子もいて、その子は毎回お母さんに引きずられながらトイレに連れていかれて、何度も尻を叩かれてる音がするのと、泣き叫ぶ声が凄かった。
さすがにあれは虐待やろ!と思う。Sくん、結構いい歳になったと思うけど今ごろどうしてるかなぁ..
私の場合は、母親から服を自分で脱げと言われて嫌々脱いで、1回強く尻を叩かれる、年1回あるかないかだったかなー。
母親は精神衰弱気味で、今思いだしてみれば育児とか家事でノイローゼになってたと思う。
父親の愚痴を私に聞かせるのもちょっと変だし、子供は育てるのが大変だから、将来絶対産まないほうがいい。と言われたのを覚えてる。
どないやねん。
ただエホバと周りの姉妹たちが母親の心の拠り所になってたのは間違いないし、だからこそ母親の精神の安定が一定に保たれて、私は大人になるまで大きな問題はなく生きてこれたと思う。
宗教がなかったら、母親は精神の最後の砦みたいなものを超えてしまって、何かやばいことになって、命も危なかったかも。
割とまじでそう思うくらい、母親の病み具合はやばかった。
関係ないかも知れないけど、家に私にしか見えない黒い人がいたし、家もやばかったのかな。とにかくこの世のものでない色んなものがやってくる家だった。
後から聞いたら、父親の仕事の関係で家に脅迫状とかもよく届いていたらしい。
総合するに色々とやばい家だったんだろう。
その他思い出すと、哲学の本を読んでたらめちゃくちゃ怒られたこととか、伝記ものの本も読むなと言われたこと。
実際にいた人物の伝記なんかは、褒め称えられるように書かれていることがあり個人の崇拝に繋がる、とか。
同じ理由で特定のアーティストの音楽を聴きすぎない、とか。
他にも色々数えきれないくらいあるけど、色んな人が書いてるから割愛。
2世でよかったこと
小さい頃から本に触れることが多く読書好きになったこと
映画とか本とかニュースとかで聖書の用語とかが出てきてもついていける
2世でわるかったこと
人の顔色を伺うようになり、わかっていても自分を優先できないというアダルトチルドレン症状がある
偶像礼拝絶対禁止だったので、お寺とか神社とかで手を合わせるのに今でも少し抵抗がある(できないわけではない)
親が一般的な葬式とかで手を合わせたりとかしないし他にも色々しないので、基本エホバでない親戚とかと揉めるのを見ることになる
結局私にはエホバがめちゃくちゃやばい人達という気はしてない、かな。
強めの勧誘とか、寄付の強要もなかったし、去る者をめっちゃ追うって感じはなかったので...
(婚前交渉しちゃった排斥者は徹底的に無視されてたけど)
輸血しないでカードは、母親は身につけてたけど、母親が私へは付けさせなかったから、そこは愛情、、?なのか、、??
今は子への懲らしめのムチは時代の変化でなくなったらしいけど、私はもう辞めて行ってないから実態はわからん。
とりとめのない文章になったと思うけど、まぁ書いたから寝るー!